一度ケガをした場所は、再び損傷しやすい状態にあります。患部の組織が完全には元に戻らないことに加え、ケガの影響で身体全体のバランスが崩れたまま動作を続けてしまうためです。
スポーツ障害とは、オーバーユースや誤ったフォーム、筋力バランスの偏りなどによって起こる慢性的なケガです。「どの筋肉をどのように使えていないか」を見極めることが、根本的な改善の第一歩になります。
膝を痛めたアスリートの多くは、大腿筋群・臀筋群・腹筋群といった体幹部の筋肉が十分に働いていません。その結果、関節の動きがいびつになり、特定の筋肉や靭帯に過剰なストレスがかかります。
多くのスポーツ障害は「動かす筋肉」に偏り、「支える筋肉」が働いていないことが原因です。足首や骨盤を安定させる深層筋(インナーマッスル)がうまく使えていないと、ストレッチやマッサージだけでは根本的な解決になりません。
身体のゆがみを整え、神経と筋肉の連動を回復させたうえで、正しい筋肉の使い方を「身体に覚えさせる」ことで、再発リスクを減らしていきます。
長期間の練習や大会シーズンでは、筋肉だけでなく内臓にも負担がかかります。内臓の働きが低下すると血流が滞り、筋肉の回復が遅れ、自律神経のバランスも乱れて睡眠の質や集中力が落ちてしまいます。
全身の循環と自律神経を整えることで、内側からの回復力を高めていきます。
痛みが取れても、筋肉のバランスや動作のクセが残っていると、すぐに再発します。以下の3つを整えることで、競技への安全な復帰とパフォーマンスアップを実現します。
偏った負荷のかかり方を整え、動作全体の土台をつくります。
深層筋を働かせ、関節への過剰なストレスを取り除きます。
感覚を伴った動きの再教育で、ケガをしにくい身体をつくります。
この循環が途切れると、痛みは形を変えて戻ってきます。
スポーツ障害の多くは、正しい治療と身体づくりで十分に改善が可能です。痛みのない、しなやかで強い身体を、一緒に取り戻していきましょう。
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